最初の入院
歩けないなら、仕事も出来ない。日常生活に支障があるくらいだし、と入院する事にしました。予定では2週間。
入院翌日、担当医師から治療方針と検査結果の説明がありました。その時、初めて病名を聞いたのです。
”リベド血管炎”
リベドとは、網状皮斑ともいい、その名の通り、網状に紫斑が広がり、炎症を起こしたりするんだそう。原因は不明。
皮膚科の病気は、原因がハッキリしてるほうが少ないそうです。
最も効果的な治療は、安静にして足を心臓より高くして横になっている事。つまり、寝たきりです。
大人しく安静にしてすごす日々。一日2回の軟膏処置。
その頃内服の痛み止めは効かなくなり、座薬を処方してもらっていました。ボルタレン50mgは、痛み止めとしては強いほうだそうです。
その間、当然ですがアルバイトだった職は失いました。学生の頃もお世話になり、当時も3年ほど勤めました。
お見舞いに来てくれたママも、言い出しにくそうでした。
たとえ今解雇されなくても、退院後勤められる保証はありません。接客のお仕事は大好きでしたが、諦めるしかありませんでした。
治療は遅々として進まず、2週間の予定は4週間に延び、潰瘍が全て塞がった時点で退院となりました。
同時に、完治の可能性は低い事も知りました。
|
|
|
|
|