蜂窩織炎
2003 3/21 Fri.
朝ゆっくり起き出して、シャワーを浴びてガーゼを交換していたら、いやに寒気がする。
熱を測ったら38.5℃・・・そりゃ悪寒もするわ。
連休中に進めるはずだったプロジェクトに報告して、とりあえず今日は休ませてもらう。
風邪の症状はないけれど、脛の下1/3が赤くなって炎症をおこしている。
傷なしで炎症するのは初めて。連休はベッド生活をして、様子を見よう。
熱は痛み止めも兼ねてボルタレン50mgを使用したら、かなり下がってきて今37.3℃。
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3/22 Sat.
入院することになりました・・・
ここまで入院慣れするのもどーよ。
熱も37度台から下がらないし、足の炎症は奇妙に広がっているしで、どうも不安だったので、休日だけど緊急外来へ。
電話で主治医じゃないとわからないって言ったのに、「当番医が診てから」の一点張り。案の定当たった当番医は産婦人科。
やたら言い訳しつつ主治医に電話したら、すっとんで来てくれた。最初からそうしろよー。
とりあえず抗生剤を点滴して、そのまま入院するよう言われたけど、さすがに何の準備もなかったので、今日は帰宅。
明日朝一番で診察を受けて、万一快方に向かっていれば免れるかもしれないけれど、かなり可能性は薄い。
予定では炎症反応が治まるまでの5〜7日間。ちょっと不在にします。
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3/23 Sun.
予定通り、朝8:30に救急外来へ。すぐに診察を受けて、やはり入院決定。準備はしてきたけれど、ほんの少し希望もあったので溜息。
入院1日目。
今年になってから病棟が変わったようで、病室の位置関係が把握できない。それでも、6人部屋の通路側。何故か真ん中になったことはない。
点滴はセファメジン。1日2回。
検温するたびに熱が上がっていく。現在37.7℃。
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3/24 Mon.
内科との混合病棟なので、去年までの形成と一緒だったときと違い、入院患者の年齢層がぐーんとアップ。
同室の皆様も、親よりも上のオバサマばかりで、消灯が早いの何の。でも「ハンニバル」最後まで見ちゃった。
前回の入院は何よりも痛みが酷くて、話すことも出来ないくらいだったけれど、今回は苦痛が殆どないので、入院生活は退屈なくらい。
でも長引くのだけは避けたいので、消灯時間以外は模範患者。病棟内のみ車椅子での移動可。足を心臓より上げて横になる。
やっぱり病院食は味気ないなー。こんなに焼肉食べたいと思ったのって珍しい。退院したら焼肉&ビールだ!<乙女にあるまじき発言
今回と前回の原因は、何らかの雑菌が傷から入って炎症を起こしたから。どうして感染するのか、どうしたら防げるのか。
主治医とあれこれ話した結果、外用薬を使えないことが大きいことがわかった。
肌が過敏で、消毒薬が使えない。外用薬も、薬効の強いものは使えない。だから、石鹸で洗ってシャワーで流して、効果の薄い軟膏を周辺に塗って、
潰瘍部分はワセリンで保護。このワセリンが、雑菌が入った場合蓋になってしまって、菌を増殖させる可能性があるとのこと。
前回の入院を踏まえて、あれ以来ガーゼは滅菌されたものを病院で処方してもらっている。患部を拭くのも滅菌ガーゼ。
出来るだけ鎮痛剤を使わないで、ワセリンの保護効果で乗り切っていたのが良くなかったらしい。
入院している間にパッチテストをして、使える薬を探すことになった。これでダメなら、鎮痛剤を多く使うことになってしまう・・・
月末納品へ進んでいた、某コンテンツサイトプロジェクトはどうなったのかな。やっと希望の業務に食い込めたのに・・・
あああ、もう本当に悔しい。
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3/25 Tue.
模範患者ぶりが功を奏したか、順調に回復中。ただ、夜眠れないのが難点。
足を片方ずつ収納するように乗せる足台は、覚醒中もかなり姿勢が制限されてつらいけれど、意識があるうちはまだいい。
夜眠るときは、寝返りどころか姿勢を変えることも出来ないので、眠れたもんじゃない。
一晩で懲りて、医師に申告。眠るときだけ布団を畳んだ上に乗せるだけでいいと許可を取る。
ところが、足は冷やさなくていけないので、氷嚢は使う。今度は狭い空間の足台ではないので、足元を転がっていくのが気になって仕方がない。
結局昨夜も、足元が気になったり突然のかゆみなんかで、2時間おきに1時間目を覚ましていて、まともに眠れなかった。
看護士との試行錯誤の結果、今夜は畳んだ布団の上に頭に使う水枕をふたつ並べて、その上に足を乗せることに。
本当は足の前面を冷やすのだけれど、足全体を冷やすことでカバー。病棟の気温が高くて良かった・・・
6人部屋のうち、帯状疱疹のお隣のオバサマ以外、全員糖尿病でカロリー制限&インシュリン投与中。怖くておやつなんか食べられませーん。
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3/26 Wed.
看護師の質が落ちたと思う。まず、申し送りが徹底されていない。寝る前に伝えて、朝確認して、日勤に交代したら伝わっていない。
元々看護師に頼んだことは、覚えていたらラッキー程度に思っていたけれど、記憶にある限り今回が一番酷い。
患者は言われたことをちゃんと覚えている。少なくとも自分は。
常に待つことしか出来ない患者は、予定通りに事が運んでいかないと、途端に不安に晒される。
看護師が忙しくて大変なのを察しているからこそ、余程我侭な患者でない限り、ナースコールを押す事だって躊躇われる。
そういった患者心理を、この病棟の看護師は理解しているとは思えない。
「私は皮膚科じゃないんでわからない」って、それがプロの台詞?
散々現実を見てきたので、ナース=白衣の天使 なんての図式は頭になかったけれど、やっぱり正しかった。
一から十まで患者に処置手順を聞くなら、給料請求するぞ。仕事としてなら何度だって説明してやる。
正式に許可が下りて、明日夕方の点滴が終わったら、退院。
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3/27 Thu.
無事退院。きっちり5日で出て来れたので、主治医は公約?を守ったことになる。シャバの空気うまー。
BBSの書き込みやメール下さった皆様、ありがとうございます。emmieは元気ですよー。
書き溜めた日記をまとめてUP。
昨日付けの日記に、看護師のことをボロクソ書いたけど、愛想が悪いとか不親切とかそういうのは全くといっていいほどなかった。
今日も退院間際に頼んだことに対して、可能な限り便宜を図ってくれたし、最悪というわけじゃない。でもやっぱりなぁ・・・
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